カイ日乗 2023/1

2023/1/1(日)

8時起床。
松屋、マクド。
タイモン・スクリーチは臼杵の海で釣り。

一年の計は元旦にあり(笑)

八文字屋(飲み屋)を始めて数年後から毎年、正月に「今年も1月に、それも松も内に歓談したお客さんのアイデアで1年走ろう」と思い、ある程度実行して来た。が家庭崩壊後、それもなかなか儘ならぬ状況だが、コロナ禍も3年間耐え、若い知人も増えたことだし、今年もあらためて知人、お客の言うことをマジに受け止めて、日々、ヨチヨチ歩きではあるが、突っ走るつもり。
昨年の11月に決定予定だったハワイのホノルル、ハワイコナ、ロサンゼルス展は未だ決定をみない。新年だから、いっそ、それは脇に置いて違う道筋で動くつもり。
八文字屋から思い切って離れ、動きたい。
氷が何処に行っても売ってない。
大正大学の教師の丹波博記さん、ベオグラードからの建築家白井晟一のお孫さんと昵懇の文学者サーシャさんとの2日連チャンの痛飲は楽しかった。つい、秋田県湯沢市もベオグラードも行ってみたいと口走った。
ハンチントン行き前の造園家山田拓広さんも加わり、話も広がった。

2023/1/2(月)


S捻挫して宮津から帰ってくる。
坊主かな。
正月だから仕方ないな。
京童が口さがなく言う「貧乏エビス」が終わる(松の内)まで客がないのは我慢しよう。
でも、今年は春先にちょっとしたイベント開催の是非を常連さんに相談するために1月6日に新年宴会をやるので、暇な人は寄って欲しい。
その際に嬉しい報告を先にやります。で、それがイベントに値するとならばイベントを!とちょっと順序が逆になった。それは、報告内容が6日まで秘密だからで、持って回った言い方でごめん!

22時に京都美術工芸大学の井上利和教授が卒業生を連れて来てくれました。 
西村玄考が去った後にソムリエの米沢さん来店。3時まで。

2023/1/3(火)

きしめんスキ(有田肉使用)。久しぶりに洗濯。
僕の2022年の重大事件はなんだろう。
一大事件は前年から引き摺っていた眩暈、パーキンソン病的症状が11月頃にやや納まったことかな。以下順位は無関係に思いつくまま記載してみる。
1. 1歳1か月上の兄の死
2. 大分市、杵築市、豊後高田市、銀座での展示
3. ギャルリー宮脇での刹那拾遺展
4. 写真集「ほんやら洞 70年代京都」出版
5. 同上の電子本・英訳付出版
6. 8歳上の姉の病状悪化
7. フランスの“Tenpura“の紹介記事
8. 10,11月のブログ(日乗)の停滞
9. ハワイコナ、ホノルル、ロサンゼルス展要請(ペンディング中)、ウィーンとケルン展未定。
10. 今秋刊行の飯沢耕太郎著「日本写真大全・全3巻」(小学館)に登場内定
11. 未読で執筆者未確認の「思泳雑記」での「刹那拾遺ーー日々のあわいに」の紹介
12. 74歳を前にして11歳からカメラを弄っていたが、自分で初めてカメラ購入
13. ボケの進行
14. 大分県西北部の風土の小発見
15. 畏友の鬼才・才谷遼と阿佐ヶ谷の新アート空間でのマルチメディア展について謀議

2023/1/4(水)


「思泳雑記」に「刹那拾遺ーー日々のあわいに」展@ギャルリー宮脇をご覧の上に、丁寧な紹介記事を戴きました。筆者は、僕と同じ歳の研究者のようです。
2022.10.16 Sunday螺旋のようにー甲斐扶佐義写真展「刹那拾遺ー日々のあわいに」ー
画像は記事と無関係。

浅利ちゃん、めずしらしく風邪で休み。
東京の日暮里付近の「夕焼け酒場」の伊藤政三氏から西岸良平著「三丁目の夕日」(昭和歳時記{四月}{小学館}に、先日、一緒に来店した「銀漢俳句会」の主宰者伊藤伊那男さんが同漫画本に連載執筆中の歳時記・第四話「桜」の号を恵送してくれ、京都出町商店街の歳末福引で当選した特等券も同封していた。感謝。
今晩の八文字屋は女性だらけの店になった。ソウル在住で最近立派な賞を受賞された稲葉真以さんが先生や友人を同伴。そしてカウンターに入り洗い物をしてくれる。間髪を入れず国分寺のほんやら洞に出入りしていた一乗寺に住む編み物女性が精華でリトグラフをやっていた白水絵耶子さんを同伴。かやこさんはKGの甲斐写真@鴨川周遊を見て、これ、コロタイプで印刷をやりたいと思ったという。彼女は便利堂創業136年で唯一のコロタイプ印刷技師。彼女は里の前の「バー探偵」の「上海バンド」でバイトをしていたという。甲斐論集「路上の人」を買ってくれる。福井さんの知人の女性のバー経営者も女性同伴。真以ちゃんは25年前の写真を最後にアップ。でも、今も変わらない。来るなりカウンターに入り洗い物をしてくれて助かった。

2023/1/5(木)

段ちゃん助っ人。
秘密がある、と勿体ぶっていたけど、明日午後1時30分にプレスリリースだそうです。
受賞です。
八文字屋で20時くらいからささやかな祝杯をあげます。
ニュージーランドからの日文研客員研究者のアリステア・スウェールさんがベルリンに5年留学中の息子さんのアレックスさんとシドニーに留学中の娘をのサーシャさんを同伴。そこへ甲斐受賞内定祝いに音楽家の原田学さんが黄色いチューブを持って駆けつけてくれた。
古賀重樹さん、来店。

2023/1/6(金)

本日、第41回京都府文化賞功労賞を戴くことが決定しました。
昨年、敬愛する作家いしいしんじさん、シンガーのジュリーこと沢田研二が受賞した賞と同じ賞を戴けてなんとも光栄です。
本日、20:30に八文字屋にてささやかな祝杯をあげます。
病身の由布市の明美姉から大量の梅干し、干し柿、芋飴が送って貰い頭が下がります。
東京の金成河さんから美味しい高麗人参酒をプレゼントされ、早速、お祝いに来てくれた方々と戴いてます。Kimさん、ありがとうございました。
パーカショニストの田中康之さんがお祝いにシャンパンを持って来てくれたが、一杯で入れずシャンパンはお預かりのまま(笑)。
今度見えた時に、田中さん、飲みましょう。
なかなか楽しい夜になりました。
明日も明後日も明々後日も楽しい夜になりますように!
受賞のニュースで20年ぶりの古田大輔さんが来てくれたりして、
高麗人参酒や珍しい焼酎も飲ませてもらいました。
中国、オランダ、フランス、ドイツ、スペイン、ニュージーランド、スペインからのお客さんが来てポストカード、写真集もたくさん買ってくれました。
感謝、感謝。吉田寮に住む中国女性で「出町広場」を卒論に選んでいる女性もいだ
アレックス・スウェールさん、古田大輔さん、Ryonaさん、片山茂樹さん。
この出会いもなかなかのもの。
涼奈、渡辺イクちゃんと帰り、ショール忘れる。

2023/1/7(土)

2日続けて甲斐の第41回京都府文化賞功労賞受賞を祝して大勢の友人が押しかけてくれたことに感謝します。マイちゃんが来てカオス感が増す(笑)。
今日は1時半に閉店します。ありがとうございました。
次は宿年の書下ろしの草創期のほんやら洞の物語、拙著「ほんやら洞の青春」(月曜社)の上梓そしてほぼ同時期に「京都 路地裏の子どもたち」(八文字屋)の出版だ。
その後、ロサンゼルス?ハワイ?ケルン?ウィーン?
現段階では未定。
ラピュタ阿佐ヶ谷の才谷遼さんとの合作は時間かける。
大分県杵築市山香町又井金堂での「馬の首下がり」の歴史ファンタジーは粛々と進める。

オマンタさんが受賞の選考理由が気に入らないと言っていたけど、書き辛かったのではないでしょうか。

京都府文化賞の授賞式は2月1日だそうです。今朝の新聞にはまだ何も報じてないですね。

2023/1/8(日)

S喉痛く声出ず。
トップのお客さんReiko Reavisさんが見えてアリゾナのフェニックス・ガーデン(鷺鳳)でアウトドア写真展をやらないか?と持ちかけられ、二つ返事でOKと言う。
大分回遊劇場の五百羅漢方式で行こう。
涼奈、ショール取り。アレックスに電話。
イヴァンが来て「路上の人」は平野圭一郎にあげたので、再度買う。平野の「ある男」のスペイン語訳終了という。英恵ちゃんとの困難を語る。西田大智、アリステア・アレックス・ジロー?、アリステアにイヴァンを紹介。

2023/1/9(月)

改進亭に猪に
貴志あり介、宗由美子、元新潮社、元電通

2023/1/10(火)

イーサン(シリア)、ステラ(香港)
甲斐のKYOTOGRAPHIE 2020での青空写真展「鴨川逍遙」終了後、その一部の展示作品の処理を大分県杵築市の二宮圭一さんに委ねたところ、氏は「カタスミカイカイ芸術祭」で再利用を計画し、中山香でとても楽しい芸術・限界芸術運動を発議。同時期に大分市アートフェスティバルAFTもあり、甲斐は両方に招待された。これをヨシした路上ダンサー・デカルコマリィは大分に乗り込んだ。その記録の一部がYouTubeでアップ。
小倉恒夫作・音楽は田中康之。

2023/1/11(水)

今日、「月刊ふらんす」に引き続き「白水社の本棚」(PR誌)に「京都ノスタルジー ほんやら洞・八文字屋の人々」を連載して白水社の社長さんから「京都府文化賞功労賞」受賞に対して祝電を貰った。電報を貰うのは多分、74歳前にして嬉しい初体験。
エアコン修理工事に今日3時間掛かった。
エアコンなし3週間、取り敢えず今晩から寒い思いはしない。
浅利ちゃん、風邪明け、3週間ぶりに会うのかな?
Sの10日間で病抜けはホンマもんかな?
何という年末年始か(笑)。
「河原町のジュリー」で「京都本大賞」に輝いた作家増山実さんが甲斐の「京都文化賞功労賞」受賞のお祝いに駆けつけてくれ、皆んなで増山さんの差し入れのワインをいただいた。お客にはチェコ経由で同志社大学に留学中のウクライナ人のナディアという才媛もいた。9月に来たとは思えないくらい日本語がペラペラだった。

2023/1/12(木)

出町ではミスタードーナツで「甲斐さんですね、おめでとうございます」と知らない老夫婦に声をかけられ桝形通に入ると「さが喜」さんが大きな声で「カイさんおめでとうございます。カイさんのお陰で出町も盛り上がったと今、大川さん(京極住民福祉連合会会長)に電話をし、出町ふたば(餅)さん(車椅子の黒本平七)と喋っていたところなんや」とのっけから来る。
山香町大字倉成字又井金堂を「馬の首下がり」伝承をペトロ・パラモの真似事でも書けたら良いのだけど、今年の下半期の遊びかな。
今から半紙、墨汁、筆を買いに行こうかな。
今日の後半では忘れ物をしないように(笑)。
のんびりしようと思っていると、早い時間から受賞のお祝いの客があった。前から話したいと思って思っていたという。僕は怠いので8時開店ですと言ったが通じず、座りこんだ。僕との接点を探り出そうとあれこれ言ってくるがかみあわない。昭和21年生まれで早稲田大学で学生運動をしていた話と花園団地という素晴らしい地域に住んでいることに絞り込んだり、鶴見俊輔さん、ベ平連の話やなんやかんや延々と喋り続けていたが、おおよそ興味がないことばかりだった。
僕は他人と喋るのがよほど下手なんだろう。僕の存在を全否定するのですねと言うので、そんなことないと言っても怒って帰って行った。
ちょっと反省しています。
カノウシンジさん、ごめん!
僕は多分、不調でした!

話し相手の話をじっくり聴かねばならないとこを興味ないと言い過ぎたかも。
稲山聖修さんは一年ぶりに祝いに来店。岡本隆司京都府大教授(中国史、千津さんの弟)の話を聴く「紫野会」の後に、永澄さん、森下さん、末川協さん、集英社の編集者、元毎日新聞記者らがお祝いに来てくれる。

2023/1/13(金)

貧乏エビス祝い客で八文字屋は乗り切った。
1月11日は暇だったので、浅利ちゃんにまかせてエビスに行けたかも。
それよりSの病気も丸2週間か、気にかかる。
我が事では今日から書く、今日から書くと思い続けるのも、籠るなりなんなりして突破せねば。

2023/1/14(土)

朝帰り。
Sまだ不調らしい。
4時30分に八文字屋には英恵ちゃんがさきに来て待っていた。
掃除も丁寧にやってくれる。しかもお重の差入れに限定発売の「英勲」持参。
宗ちゃんは「息子のリカマンの店で高いシャンパン買わされたわ」ときて余裕たっぷり。赤の墨も持参。描く図柄構想もスマホにメモ。宗ちゃんがうまいのに英恵さんも感心。
遅く、サエちゃんとコリーヌ・アトランも書初め。
鹿さんの奈良の久しぶりの友人が来るも断る。数年ぶり?
4時すぎ、玉ちゃんに帰って戴き閉店です。

2023/1/15(日)

寝たばかり?に小包ですよ!と起こされる。中信の理事長から桐箱入りのワインが届いた。有難し。
勝野君のみの客。
アバンギルドに7日に泥棒が入り、60万円盗まれたという。 2時過ぎに島津の出禁の男が「カイさん、飲まない?」と言ったが断る。
10日ほど八文字屋のポストを開けてなかった。
戻って郵便物を見ると伊吹文明から祝電が来てた。自民党か元自民党か知らないが、目配りがある。

6日、8日そして昨日の書初め会も春のパーティ、集会をどうしようか?と相談するつもりの会だったが、結局、3日とも切り出せない集まりだった。
これが、八文字屋の現状とすれば何も無理して春先の中くらいのパーティもする必要はなかろう。
八文字屋には凝集力なしか。
それはそれで結構。それぞれがイベントの計画を持っている時はそれを眺めておこう。
英恵さん撮影の書初めごっこ写真どれも面白い。

2023/1/16(月)

8年前の本日未明、ほんやら洞は焼失しました。
モノクロフィルムのネガだけでも200万コマを失いました。
燃えた日に、焼香というのも変だが、本日、焼けず残存するネガ・プリントの整理活用を期して「アーカイブほんやら洞」設立の日を夢見て株式会社「一」とコラボして設立実現に資するべく「ほんやら珈琲香」の販売開始します。勿論、線香での資金調達はその一部であり、着実に甲斐写真集の連続出版販売、プリント発売も可能成らしめる試みならなんでもやるつもりです。
どうか「ほんやら珈琲香」「甲斐写真集」販売への支援と知恵の拝借をお願いします。

白水社の本棚 2023 冬号
京都ノスタルジア ほんやら洞・八文字屋の人々〈26〉
「ネオ・ダダの逆説」(みすず書房)の著者の菅章とデカルコマリィ
「時代劇が前衛だった」(淡交社)の著者の古賀重樹とブックデザイナー浜田佐智子。

朝の散歩そして今年初ルネへ。
便利堂からコロタイプ印刷による写真集発行の提案があり、ギャルリー宮脇さんも思案してくれている。
僕はよくわからないながら興味津々だが、どんなものか詳しい方教えて下さい。
今日は落ち着かず3時から八文字屋から出たり入ったりしている。“Fire”を一緒にやるお客さんはありそうもない。
ほんやら洞の火事から8年目の今日の夕方は他人に会いたいような会いたくないような気分で何度も八文字屋を出たり入ったり、郵便局に行ったり内に斜め前方の空景を見てて、北沢恒彦さんが40年前に「京都階上〈ビル〉マップというのも面白そうだが、どう思う?」てな提案をしている内に八文字屋を開店したのだと思い出しながら斜め上空を見ながら散歩した。
知人から電話があったが、実際、八文字屋に居る時間より遅く入るという。
そうこうしている内にニュージーランドのアリステア・スウェールさんが来て1時間歓談。
一緒にワインを飲む仲間が来ないかなぁと思いつつ、少し仕事を始める。
そこにギャルリー宮脇さんからメール。
「刹那拾遺」展@宮脇を見た「美術ジャーナリストのエドワード・ゴメズさんが10月にした甲斐インタビューを“Nikkei Asia“に載せたくなった。甲斐写真を約10点送ってくれと言って来た」と。
結構、急いでいる、と。Nikkei Asiaはどこで見れるのかな?
その前に、どんなインタビューか送って欲しいけどなぁ。

永澄さんは忘れ物のメガネをいつ取りに来るのだろう?
伊達メガネか(笑)。
ロイ知人のノルウェー汽船の乗組員の女性(父はイタリア人、神戸生・京都外大)がイギリスのナース、カナダのIT企業の男。

2023/1/17(火)

S仕事2日目。大丈夫か心配。
小学館から入金あった。
これ、飯沢耕太郎著「日本写真大全」出版前の印税というよりも、資料借用代かな。
もう出版かと早とちりしたが。
今度は文博館長の山田さんから祝電か。
文博で個展をやって貰いたいものだ(笑)

ソフィーのインタビュー。ちょっと無理かな?
トップ客は図書設計家協会会長の小林真理さんと元毎日の城島さん。フランス人カップル、佐古田晃朗さん&大分のカメラマン。張さんがフランス人カップルに絡む。ソフィー友人2人、アリステアのグループ。

昨夜久しぶりに外国からの客が多くてバンクシー研究のToko Suzukiさんが多くの精華大学の学生を連れて来てくれたが入れなかった。
コスタリカ、スペイン、フランス、ニュージーランド、シンガポール、ロシアからの若者に混じって老人もいた。
美山町で何かを企業化していると熱く語る青年もいた。
佐古田ちゃんが大分のカメラマン同伴、ソフィーの京大の仲間やらほとんど話が出来ないほどだった。映画「津軽のカマリ」の山本功一監督来店。明日「堺町画廊」明後日は違う下鴨ユーゲで「スケッチ・オブ・ミャーク」で上映とのこと。
ぎっくり腰明けのいしいしんじさんも久しぶり。3月末の三崎での「いしいしんじ祭」に参加を約束。今月末、いしいしんじさんと聴く蓄音機「コロ八の会」@八文字屋再開も約束。
1時に帰宅するつもりが寝てしまった。

2023/1/18(水)

店で寝ると疲れが残るが判るが寝てしまう。
Sまた不調。病院。
姉、今朝は少しマシ。
エドワード・ゴメスさんより質問9項目あり。
コレクションでカレー・コーヒー。

「大阪日日新聞」のコラム「関西の音と人」執筆者が八文字屋を取り上げたいと連絡があり、2月初旬にライターさんがやって来る。

2023/1/19(木)

木曜日なので坊主も覚悟。買物の途中で先斗町に向かっているCodyさんに会い彼は「あとで行きます」と言ったが、勿論、これは社交辞令と解した。
今日はひとり堺の牧師兼子ども園園長の稲山聖修さんが来店しただけ。

2023/1/20(金)

S一応職場に行く。
昼はずっと眠い。

なんだか寝つけない。
珍しいことだ。

2023/1/21(土)

今年1回目の作家いしいしんじさんと蓄音器を聴く会(愛称『コロハチ会』)@八文字屋は、1月27日(金曜日)20時からです。ソフィーもベルギーに帰るので、お別れ会も兼ねます。入場料無料。要ワンドリンク。投げ銭、熱烈歓迎!!
津野海太郎さんは後期高齢者と死の間に「もうじき死ぬ人」という卓抜な(怒る方もいるかな)時期(ご本人のこと)を挿入した(笑)。

最後の1時間半はメキシコ、コスタリカ、チリ、イタリアからのお客さんがラテンナンバーを歌って終わった。
終始満席だったので、メール送信等の重要な仕事が出来ず一日が終わった。 
さあ、帰る準備だ。
1:50に来客。
東京の清水澄子さんが送ってくれた冊子で津野海太郎の「もうじき死ぬ人」や渡辺京二のおそらく最後のインタビュー「小さきものたちの明治維新」を直ぐでも読みたいが、そうも行かない日々。
お断りする。

2023/1/22(日)

洛北スクウェアにスーツ買いた。
22時に涼奈さんと高校時代の初恋の男性が来るまで坊主を覚悟していたところ、2人の来店を皮切り、ソフィーさんが友人2人を同伴した辺りから情勢は一変、帰国まもないアリステア・スウェールが先ず来てから、K-keiさんの来店、イヴァン、魚谷繁礼さんと徐々に常連の店になって行った。
満員御礼の八文字屋にて俄かDJ?うけたのはJCでした。女子高生???
深夜、魚谷さん来店。
ソフィーのインターンの口があると言う。

2023/1/23(月)

朝の6時にはちに入ろうとする客がいる。
昔のようにいつでもドアが開いているとでも思ったのか?
府庁に本を送る。

雑炊。
慣れてないカメラ、変な所を触ったかな。
iPadに画像を送れなくなった。
メカ音痴だなあ。
アリステア来店。
チュン君、岡田さん来店。チュン君は福山の横島に移住計画(200万円)。
モノシャカ3人、片山。
八文字屋泊まり。

2023/1/24(火)

雪の鴨川を帰る。松屋、ミスド。
秦恒平さん、「湖(うみ)の本161 世をしら波」を恵送してくる。 
結構な雪。京大のそこらじゅうに雪だるま。
ヒルゲートでポルトガル絵画を見る。
高松樹来店。大阪の在日の暗いオッチャンくる。

2023/1/25(水)

受賞発表。
京大、今日も雪だるま。
佐古田&彼女、片山、シュー君、冨樫、ソフィー、留学生グループ、米沢さん、と結構賑わう。

2023/1/26(木)

デカルコマリィさんのロックン広場に行かなかったのは、もう直ぐニュージーランドに帰るアリステア・スウェールさんが来るかな?と思ってのことだった。果たして9時30分に来店された。清水澄子さんから「白水社の本棚」「熱風」等を送られる。
精華大学の建築の先生だった小津誠さんの知人、ナガタさんが「八文字屋はまだあるかな?」と20年ぶりに顔を出してくれた。
昨日は満席、明日はいしいしんじさんの「コロ八会」がある。
今日はのんびりいきます。
ロックン広場の後にデカルコマリィ、田中さん、中村チカコさんが八文字屋に来店。

2023/1/27(金)

ソフィー歓送&カイ受賞祝い会に参集の皆さんありがとうございます。
降雪にも原稿締切にめげずいしいしんじさんはコロちゃんと登場。アマリア・ロドリゲス、チャック・ベリー、犬の叫び?等貴重な音源を深夜まて聴かせてくれ、書初めも認めてくれ、新年第一回の「コロ八会」を最高の会にしてくれました。
磯崎新さんは最後にお会いした時は、スターリン時代の建築が面白く、今、再評価していると仰ってましたね。ホォーそうですか!?とお聴きするだけだったが、その後、この評価について何処かで言及しているのだろうか?
菅章さんの意見に水をさすつもりは毛頭ないが、三浦梅園論については東アジア科学史の泰斗で敬愛する山田慶兒さんが、僕にはとても難しい論考「黒い言葉の空間 三浦梅園の自然哲学」(中央公論1988)は山田慶兒さんが15年以上掛けて研究し、梅園のテキストの何倍もの字数を尽くして、結論として三浦梅園には独創性はないと喝破しているが(中公の日本の名著「三浦梅園」の解説)あの山田慶兒が物凄いエネルギーをかけての研究の書も、三浦梅園の魅力を知る上で重要かと思います。僕なんかド素人が口を出す世界ではありませんが素晴らしい本なので(笑)。

2023/1/28(土)

洛北スクウェアに服を買いに行く。
今日の出勤路。鴨川では二条以北は雪が舞う。
3、4年ぶりに映画監督・根岸吉太郎さん(東北芸工大理事長)が東近江に100年前の火葬場を映画のロケ地候補物色に来たついでに来店。下は、ギターの弦を買って来て換えようとしているN・Zのアリステア・スウェールさん。お陰で最終阪急に乗り遅れてもう一杯飲みに来る。

2023/1/29(日)

もう一度アリステアが出直して修理。
岩瀬さやか、ソフィーを連れ回す。

2023/1/30(月)

今日も坊主を覚悟。
明後日ニュージーランドに帰るアリステア・スウェールさんが今日も来てくれるかな??
原稿を10行でも進めたい。
そのためには、焦げたネガ弄りはせんとこ。 
第41回京都府文化賞功労賞受賞に対して
京都市長・副市長・文化芸術政策監の3氏連名で祝辞の電報を戴く。
内容について初めて詳細な記述がある。

部屋に居ても寒いので店に行こう。
ひと月はあっと言う間に過ぎた。
何も進行していない。
根気?直ぐに眠くなるのは歳のせい?
それとも何か疾患が?と1年近く思っている。
兎に角、やるしかないと言いきかせて動いている。

今晩は暇だったので、ほんやら洞火災で何重ものの団子になった紙屑の中から奇跡的焼け残っているプリントを救出し水洗いしながら、引っ剥がしては失敗し破ってばかりだった。

2023/1/31(火)

19時前の来客を断ったら、吠える張さんだけ。
ソフィーさんがバイトなんだけどね、火曜日だから。