カイ日乗 2024/7

2024/7/1(月)

早めに帰宅したが、やることなし。
病院行きまでダラダラ過ごす。
チャリは乗るな!とのことだったが、乗って行きました。
11:30に下剤を飲み終わるが、12:30までまて!とのこと。
血圧2回測る。
11:38では、166/97/脈65
12:27では、172/84/脈63
13:00から内視鏡検査。
麻酔なしで行く。病院の領収書紛失。どこに行っても付き物。

Sとパチャンガ。
8時の2組の外国人客をみすみす逃す。
今日はのんびり行こうと決めていた。
アリステアから河鍋暁斎の春画について聴く。今週金曜日までとのこと。
深夜玉ちゃん。藤圭子、西田佐知子をくちずさんだり、曲にあわせて踊ったりで「3時だ!終ろう」と声をかけるまで居る。

2024/7/2(火)

田中に30坪のバラックの家があり、売りに出ているので買おうとするおバカちゃんな夢を見ていた。
ルーター充電に何故こんなに時間を取られるのか?
一の2人が「ほんやら珈琲香」のネット上の売上の内一つの香の売上につき¥500計¥11500持参。明太子もお土産にくれる。
アリステア、レイン・ディコの友人のニューヨーカー2人でビール1本だけ。
カンボジアの奥さんを貰った彼が仕事仲間と来店。それで今日は終わり。

2024/7/3(水)

蒸し暑い1日だった。
松屋は箸取りがセルフ(笑)。過重労働軽減?
ルーター起動に6時間かかるとは!?
20数年続けていた「カイ日乗(ブログ)」は去年8月から休止していたが、この6月から再開。
へたっているせいかお客さんの活動のダイナミズムを全然拾えてないと反省。
以後気をつけます。
キュビズム革命展京都市京セラ美術館(京都市美術館)に行って来ました。
ひょっとしたら、京セラになってからの展示会で一番良かったのでは?
木代先生も同意見。作品を撮影させないのは日本の美術館の通弊だが、今回はポンピドゥーセンターが絡んでいるので、ほとんど撮影出来て気持ちが良かった。図録は3500円。兼先恵子さんら新匠工芸展にも行く。
帰りは糺の森に寄る。
古書ヘリング辺りに行き、横川澄夫さんの「花言葉」を貰うつもりだったが、本が隠れてしまったようだ。
ヒルゲートの人見さんは、窪島誠一郎さんに9月のトークをお願いの電話をいれたが、ペンディングのまま。9月の出展者が少なそうなので、数点出して欲しいと言われる。

昨日貰った明太子を使ったスパゲッティを作る。
業務スーパーで尾田さんに会い、後で来てくれる。後でキュビズムについての蘊蓄を傾けたので、ツッコミを入れる。尾田さん教養あり。
八文字屋のトップは、恵文社のワカさんが、フリーパレスチナのスタンディングの帰りに寄ってくれる。スタンディングて結構難しいという。エディション・エフさんは「ほんやら洞の猫」20点持参。
勝野君の書き込みに、京大工学部での吉田賞受賞時に「学科長がほんやら洞を知っていた」とある。

クレールさんにメール。

クレール様
メールが何故かゴミ扱いにされており、気付くのが遅れました。
ギャルリー・デ・Mの不誠実な対応には困っています。
もう一度、ギャルリーのOさんにメールを入れて、返信がなければ、手伝いをお願いします。
フォロンさんの展示会@大阪は楽しみにしています。
ありがとうございます。
今後とも宜しくお願いします。
八文字屋

隠れイケメンが約50年前に家庭教師していた藤沢の歯科医の長曽さん同伴、最後までいる。明治末の日本の大衆芸能についてのイギリスの出版社からの著書があるアリステアさんが千津さん、ワカさんに専門について披瀝する。イギリスからのカップルは「ほんやら洞の猫」を買う。北海道深川市の一乗寺の殿平真さんが5年ぶりに来店。やや疲れ気味の琢ちゃん久しぶり。

2024/7/4(木)

アメリカの独立記念日か。
出る際に傘を用意し、バスで行ったが、帰ってから降る。
木子さんと3時八文字屋。わざわざ会う必要もない質問数点。
SOU SOUという手拭い屋の事は全く知らなかった。
冨樫、何十日ぶりか?母が夏至の翌日亡くなったという。ジョーイも昨日から京都入りしているとのこと。アリステアと冨樫がアメリカの共和主義者と民主党の動きについて議論。
琢ちゃんが来て、横川光さんを呼び出す。
12月にはおばあちゃんになる神戸の俊子さんが、パスツール研の津久井さん同伴。俊子さんは光さんをパレスチナの運動で知己を得ていた。
昨日の最高裁での旧優生保護法は違憲だとの最高裁で判決がでて、これまで闘って来た人たちが八文字屋で出会い、喜びを分かち会っていた。
そこに外国人客7人が来たが、入口が塞がっていて、帰って行った。
突破して入って欲しかった(笑)。

2024/7/5(金)

うっかり冷房下で眠ってしまった。
風邪をひかないようにしなければ。
京大病院、結果は正常。
次回10月4日
12:30採血。2:00結果判明。422号室。

昨日までの蒸し暑さはすっとび、暑いがやや強めの風も吹く百万遍界隈です。
天候に恵まれた金曜日の四条河原町界隈、そこそこごった返している。
そんな日は八文字屋は、夜中に少し客足が延びるか?いや、延びないかなぁ、と思っていたが、伸びず。
郷田がインタビュー云々と来る。連絡先を教えろ、と。メールも何もやってない。
ぶっ飛ばしてやらねば(笑)。
八文字屋。トップは修学院の国際学生の家に住むポーランド系イギリス人(ハイデルベルグと京大を二股かけている)と吉田寮の新館に住むスウェーデン人。スウェーデンの学生、やはり、スウェーデンの八文字屋が登場する57万人以上の視聴者がいるyoutuberの画像を見ていた。
結局、スウェーデン、イギリス、アメリカ、ニュージーランドからのお客さん、奈良井さん、江坂さん、佐藤さんらも来てくれました。アリステアさんは、今回は次の月曜日が来八最後の夜になる。ロスの男と奈良井さんがパリ本猫本を買う。

2024/7/6(土)

岸本佐知子著「わからない」(白水社)読了。上(硬)質な文章読本にもなっている。岸本ワールドを堪能したが、僕には岸本日記は全くお手上げ(笑)。住んでいる世界が違いすぎる。
芦生行きで、誰かヘルメットとトランジスターラジオを貸してくれませんか?書く。
コレクションでケーキセット¥600、サイゼリアでボンゴレ・辛味チキン・ドリンクバーで¥1000。

2024/7/7(日)

先斗町猫の勢い衰えず。12時段階で226の「いいね」つく。インスタでのこと。
百万遍、真昼の出会い。
昨秋、パリのギャラリーでの拙写真展「ほんやら洞から」をやったときもギャラリー内外を共にしたナディア・ポルキャール(ソルボンヌ大学文学教授)がやって来た。
ルウちゃん&エンゾウさんがトップ、次いで渡瀬千尋さん&ホーミーの滋賀のシンガー来店で突然、Liveが始まる。
ホーミーも堪能出来た。イタチ博士の渡辺さんも同席。
アリステアさん。アメリカの共和党へのシンパシーを持つ連中の浅知恵を嘆く。8日、9日も来店予定。
京都写真クラブの総会(3時~5時)の後、ろくでなし経由で三人。奈良井さんは一旦帰ったのだが、ルパン、パパ、奈良井さんとで「ろくでなし」で飲んでいた精華の学生さんと外で会ったと言って戻って来た。
この29℃の深夜、エアコンのない部屋に帰るべきか。
店の室温を27℃に保って八文字屋に泊まるべきか迷うね。

2024/7/8(月)

篤兄の命日。3回忌。
血圧163/80/脈62。
ミニちゃん、哲義さんにも篤命日を知らせ、薫さんに電話を入れるように促す。
アリステアさん最終日、高山佳奈子さんが会いに来る。

2024/7/9(火)

芦生の原生林入り。
森下さん運転のレンタカーにピックアップされるのを8時ジャストに東一条交差点西南50メートル下ルで待つ。
白梅町で出原先生をピックアップ。コンビニで昼食を仕入れる。
演習林の事務所到着直前に小熊の姿を見る。
暑い。
夜、玉岩来店。

2024/7/10(水)

ヒルゲートに窪島誠一郎さんインタビューのコピー持参。
浅利ちゃんバイト。
ドクターK、K-kei来店。

2024/7/11(木)

ロスのジョンさんより、いつロスに来るの?メールあり。 
映画「アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家」(ヴィン・ベンダース監督)見る。
祇園祭鉾建て少しみる。西洞院食堂。
スウェーデンの家族しか来客なし。

2024/7/12(金)

東京の知人からの毎月のプレゼント落掌。
とてもヨミデがあるありがたい各出版のPR誌。
京都ではなかなかゲット不可能な冊子。ジブリの「熱風」には窪島誠一郎さんと山田太一さんのインタビューがある。ちくま、新潮、フリースタイルの僧侶たち、等々。
サイゼリア行きの途中、玉ちゃんに会う。
浅利ちゃんバイト。
隠れイケメンのドクターK、ルウちゃん&エンゾウ&台湾の女性2人、エリック・アボカさんとナディア、メキシコの親子、焼肉屋のシンくんが中国人2人同伴。
畑則行さん、ひと月の北海道での測量の仕事を終えて来る。先程まで会っていた元Balビルでの仕事仲間との歓談、昔取った杵柄のブラバンを活かしての地域活動の楽しみ、測量現場の苦労話等をしてくれる。
愉快な夜だった。先ず伊藤マサミさんが顔をだし、次いで豊中高校の黒田先生が教え子同伴、Dr.K、ルウちゃんの仲間たちと続く。
西川祐子さんが亡くなってひと月の紫野会の流れで京大人文研の所長、木戸衛一さん、森下さん、永澄さんらの流れあり。
森さんによれば「紫野の会。講師に南アジア研究の杉本星子・京都文教大教授を迎えて、「鶴見和子さんの水俣」でした。大学が鶴見さんの蔵書などを受けて、西川祐子さんらと研究を進めてきたそうです」。木戸衛一さんも居て、木戸衛一さんから「さしせまる破局、それとどうたたかうかーーナチズムの犠牲者を追悼する日に寄せて」(木戸衛一先生最終講義・2023年1月27日)をいただく。ナディアさん&エリック・アボカさん、ワシントン州、ニューヨーク市のカップル、メキシコからの父と息子、オイルのラーメン屋のミノル君。
帰り、帰ろうとしているところに、ハワイのマーク&女友達が来て、暫し足どめ。
更に来客があったが、お断りした。

2024/7/13(土)

帰宅は、朝の4時。
ヒルゲートに窪島誠一郎さんのインタビュー(「ジブリ」誌上の後編)のコピーを人見さんに届け、7時前に八文字屋で本を読んでいたら「もう良いですか?樽家さんの友人のアキコです」と客が来たが、氷買いに行くところですと言うと、帰ってたので、慌てて氷買いに行く。ここでも田中直子さんに会う。
今晩の八文字屋は、2時には閉店します。
ここのところ、昼間ダウン気味なので、さっさと帰宅するつもり。
勝野君久しぶり。
誰も居なくなって、ヨレヨレ、ボロボロの星野さんが倒れ込むように来て、奇声を上げるだけなので、帰って貰う。彼も寂しいのだろう。気持ちはよくわかる。

2024/7/14(日)

松屋、セブンイレブン、コレクションそして八文字屋。
途中、アオサギ、ヌートリア、三条河原で格好いいお姉さんを撮影。
東京から届いた冊子の中に「フリースタイルな僧侶たち」があった。
捲っていると鵜飼ヨシキさんの名前があった。裏寺の極楽寺の鵜飼ヨシキさんだ。編集をやっている。
夕べ、元臨時バイトの加奈ちゃんが久しぶりに来店したように、珍しいお客がいるかも。まあ、坊主で良いのだけど。
今日の木屋町通は、やがて雨が来るので、客足が遠ざかるかと予想しつつも氷をたくさん買った。
ニュージーランドカップル、富山は黒部の男2人、京大のコンピュータサイエンスの留学生3人が10時30分に帰って12:30に閉めようかと思っているところにGoogleを見たタイの女性を連れたドイツ人来店。終わり間際に江坂さんが24歳のイスラエルの青年を道で拾って来る。
外国人以外のお客がほとんど居ない。

2024/7/15(月)

昼までダウン、午後も4時までアウト。

2024/7/16(火)

トップは井上泰夫さん。能登半島に行く気があるのなら、案内しますと。
尾崎真人、オイタさん、イバン来る。ディコさんが広州の美術館の学芸員の沈瑞均(竹冠付き)を連れて来る。

2024/7/17(水)

巡行をやめて都築響一さんと西さんの「声の文学」を読むことにした。
百万遍で立て看板に遭遇。
浅利ちゃんバイト(P)。畑則行さん&鎮西さん、Dr.K、英恵さん、ジュリー、江坂さん&友人、フランス人カップル、ローマからの新婚旅行客、森下さんと朝4時40分まで。
先日、芦生に一緒に入ったMさんと久しぶりに2時まえから4時半過ぎまでついつい歓談してしまった。
後藤新平の台湾での阿片生産中止の裏側に何があったか。茨木市の二反田音蔵と和歌山での未解放部落での生産の話。解同と全会連が手を組む必要性の件、国会議員のK氏の動きの可能性等について喋る。高木仁三郎さんの痛い所を捕まえていると荻野晃也が言っていたのは、斑目春樹だったが、思い出さなかった。森下さんが堺町画廊で大逆事件についての黒川創と誰かと対談に出席して、本を弄っているだけの印象でつまらなかった、とも言う。
もう帰らなくっちゃ。

2024/7/18(木)

8時30分起床。
松屋(朝メシ40円アップ)。セブンイレブン。
劉明修 台湾阿片 二反田音蔵 二反長音蔵を詳細に調べること。
スウェーデンのYouTuber 60万突破。
デジカメをマニュアルで丁寧に撮影する必要を感じて、糺の森に撮影に行く。
祇園祭の巡行は終わり、京都の梅雨は明けたのか?まだかな?
御足洗祭の前の糺の森へ。一木一草に天皇制あり、資本主義あり。
9時でも客なし。

以下の予告を出す(FB)

8月1日(木) PM7:00~9:00 カイのお喋り企画。
1970年代の甲斐扶佐義の悲惨と閃き?輝き?
前回のお喋りを反省して、2種類資料を用意します。
参加希望者は甲斐まで連絡下さい。10名限定。

題目は、「何故、甲斐はほんやら洞を離れたか」
1: 77年の写真集「京都出町」出版
2:77年10月15日「ただの人の優しい裏切り」集会での失態
3: エバーグリーン大学での写真展「Living beside the Kyoto」開催
4: 出町青空写真展「出町界隈あなたも写っていませんか/写っている方には最終日にただであげ〼」展 @タネ源の賀茂川むき黒塀
5: スーパーマーケット進出反対運動
6:N氏を京都市長選に擁立計画
7:出町国際交流センター設立
8:出町芝居「彷徨う弁天さん」作り
9:アメリカのスリーマイル島原発事故
10: 出町ふれあい広場開催
11: 言わば、個人的にはピーク時に何故、ほんやら洞を離れたか。

・このお喋り会には、聴き手がひとりも居なくても実行します。
・参加希望者の会費は、¥3000。7時~10時の間、飲食代フリー。
・今回は、乾き物以外に枝豆、ポテサラ等を用意します。

坊主覚悟の八文字屋にイタリアはシシリー付近のカップル、女性は高校の哲学教師で男性マルコさんはコンピュータ関係の仕事に従事してる。

写真集2冊を買ってくれ、マルコさんの去年、日本で撮影した写真集をプレゼントしてくれた。

2024/7/19(金)

八文字屋泊まり。帰り、鈴木寅二啓之さんに会う。
ヒルゲートに寄る。
暑過ぎてダウン。サッちゃんのおばあちゃん亡くなる。107歳。
岡やんトップ。鈴木寅二啓之さんフライヤー持参。岡やんと喋り込む。ぼくは何も喋っていない。香港の大きなギャラリーの京都出身の女性ディレクターがメキシコ系アメリカ人(絵描き)同伴。アンドレ、勝野君の東京の友達2人、深夜の佐藤さんはアンドレと話し込む。マルゴ&高松樹の教え子、米沢さん。浅利ちゃん
来週、すき焼きの木村に行くことにした。
3時閉店。暑すぎて眠れず。

2024/7/20(土)

7時前から30℃以上。
サッちゃん宮津へ。おばあちゃんが昨夜107歳で亡くなった。
葬儀と数日後に控えたお兄さんが宮津で開業した病院を撮影する仕事が入っており約1週間帰省。
松屋、セブンイレブン、コレクション。
「熱風」7月号の池澤夏樹の巻頭詩「不人情」はよくわかる。
特集「君たちはどう生きるか」宣伝プロデューサー易巧(イ・チャオ)インタビューを読む。中国でも30代が力を持っているのがわかる。
出町で去年も西陣で英恵さんの会場を探している時に声を掛けてくれた吉田の神楽岡へのぼる辺りで八百屋をやっているとんぺいちゃんの知人からまた声を掛けられる。「出町辺りの写真集はまだださないのですか?」と。

夕方、舞妓の写真、木屋町通で撮る。
黒田真樹さん、新田先生、田中直子さん、ジュリー参加なら、前回の復習というか、ほんやら洞の成り立ちを5分喋ろう。

午前中に、ジュネーブのSandra上洛の知らせある。八文字屋には何時から居るか?と午前中にメールをくれたので「営業は8時から、でも7時から居る」と伝え、トラブルを案じて3時からスタンバイ。来たのは、10時過ぎ。オリーブのお土産3袋とパンに塗る何かも。

西陣のみゆきさん来店。アンドレアス、hataoも元気だと言う。ベルギーからの老カップル。隣の店のマスター初来店。氷をくれる。マスターが尊敬するお笑い芸人?がぼくに「糞爺い、75歳なら1時前にはねておけ!」という。
「千葉」のシン君ら4人2:30まで。

2024/7/21(日)

昨日に続いて今日も八文字屋で起床。
先ず、松屋へ。
あらゆる動きが緩慢になっているのを痛いほど感じる。
今後の八文字屋をどうするか、処遇をできるだけ早く考えて行かねばヒドイことになる。
今日、梅雨明け宣言がでた。

ジュネーブからのSandraら4人は明日以降レンタカーで四国・九州辺りをひと月くらいかけて、宿を取らずウロウロつもりのようだ。
羨ましくもあるが、少々無謀だ。あちこちでキャンプを張ることになるのだろう。
京都以外には、知人はないはずだ。

2024/7/22(月)

鈴木寅二啓之さんのグループの展示に行けず。

須賀敦子の「地図のない道」を読む。今年持ち帰ったもの。1999年秋に買い、その後読む時間がなく、九州の姉にプレゼントしたが、姉が亡くなり、戻って来たので走り読みした。表題作と「ザッテレの河岸で」と2部構成で、表題作だけを読む。ひとりの作家はおいそれと出てくるものでないのがよくわかった。

鉾町に行く。三条商店街の魚の店を目指していったが、定休日だったか。外す。
猛暑だったけど、2,3キロ歩くだけで疲れる。
シュアの「シリーズ鶴見俊輔とかんがえる5–この時代のひとり歩き・海老坂武」再読。半分まで。
雨も上がったので先斗町の様子を見て氷買いに行く。
猫はまだ雨宿りをしていた。

坊主を覚悟していたが、8時30分ころに畠中光亨さんの絵のモデルが「たこ入道」から来る。「畠中先生が八文字屋に行け!」というので来ましたと友人と来る。畠中さんらはまだタコで飲んでいるという。あとで畠中さんらが来るのかなと思っていたが、来ず、2人は帰る。
そこに、uplinkで交渉して来たという才谷遼監督登場。まだ、どんな映画か全然理解してないけど、ユーリー・ノルシュティン「文学と戦争を語る」は、才谷遼監督が独占インタビューでもしたのだろうか?
根岸吉太郎さんが「行きて帰らぬ」を映画に、と考えている、いや、中原中也の映画らしいよ、と話しているところに畠中光亨さん、黒光茂明さん、八幡の絵描きが来る。才谷遼を畠中さんに紹介する。そこへ高松樹さんがくる。
畠中さん深夜まで居る。焼肉屋のシン君ら最後まで居る。

2024/7/23(火)

原田奈翁雄さんが亡くなったと知る。
一日中八文字屋に居る。
福井文雄さん、立命館の同級生を同伴。
フランスの画家ストイパー・コンスタンツェさんが、オーストラリア出身の写真家の友人を同伴。東京の青春18キップ男、斉藤トモミさん来店。

2024/7/24(水)

白水社の締切は、9月4日。
西成彦さんの「声の文学」は考えさせられる。
京大生協ルネ書籍部で山下さんに会う。鈴木大地さん編集長が書評小冊子「綴葉」がもう少し写真の勉強してからその内拙写真集「Streets of Paris パリちょっと見ただけ」(八文字屋)¥3500+税 を紹介すると言っていたと言う。
的野哲子さんの作品を見に日仏会館に行く。

黒田真樹先生が高校の先生仲間を同伴。
英恵さんは豊後高田市の後藤さんを同伴。江坂さん、途中で寄るが、写真を出さないで欲しいという。
ハジメさんの教え子(2000年)の茨城出身で大津在住の安田さん来店。
K-kei、体力が無くなったと珍しくボヤく。

2024/7/25(木)

今朝の徘徊は39年前に馴染みの通りと35年~25年前連日彷徨いた界隈に30分ほど闖入??原田さんや山代巴さんらが定宿していた大和大路の旅館辺りを歩いたが、跡形もなかった。

一日中八文字屋。浅利ちゃんと木村にすき焼きに行く。ぼくたち以外は皆外国人だった。値段は50年あまり変わっていない。
原稿進まず。何をやっているんやろう。
シルヴァンの四若の神輿の巡行の動画を見る。
小川さんが30日に長女を連れて来ると連絡入る。
今晩は案の定、超暇。
スウェーデンのYouTuberの映像を見たというバンコックに10年住んでいる上品なスウェーデン男とやはり上品なタイ女性のカップルと、我らが琢ちゃん、それにロックン広場でのパフォーマンスを終えてからのデカルコマリィ、田中さんともう1人チームだけだった。田中さんは相変わらず怪爺好物のイリコをプレゼント(笑)。カップルはポストカードを楽しみ、お気に入りを買って行った。

2024/7/26(金)

朝の散歩。
日中、34℃以上が続く。
出町、吉田、一乗寺まで足を延ばすか迷うな。宮脇、ヒルゲート、山下を覗く。ヒルゲートでは、ウーハオの知人が1階で展示していた。
戻って、横になり、読みかけのこの2冊(シオドーラ・クローバー「内陸のくじら」中尾ハジメ訳・sure、加藤典洋「文学地図・大江と村上と20年・朝日新聞出版)を開いたりしながら自分のことをしようとするが、自分の不調なかなか拭えない。

8月1日のトーク、1980年前後のぼくの迷い、周囲からの揺さぶりについて喋るつもりだったが、20~40歳くらいの人が聴き手と思っていたが、70代後半の方から70年代のほんやら洞について訊きたいことがいっぱいあるとの注文があり、ほぼ60歳~80歳の男性しか居ないとしたらどうしよう??と迷う。
参加するかもしれないと言ってくれた女性も40~60代。

トップは月曜社の神林豊さんだった。
「8、9月には何とかしようね。写真も何百点か選んでいてね。焼け残っている70年代日記も使える部分は使おう」という。
もちろん、異存はない。
「カイさんも体力無くなったかもしれないが、オレもそう。今年中に先ず書下ろしを出したい」
そして、映画(才谷遼)と並行して写真展をやろうよ、と。
「ほんやら洞」の本の表紙写真を早く決めるかイメージを出してくれ!とも、年譜が先が良いのか、迷うと。そりゃそうだな(笑)。頑張ろう。出来たら誰も知らないプリントを使いたいのだが。彼ととゆっくり喋ろうとおもっていたが、八文字屋を目指して来店したフランス人が10人(子ども2人)来店したがInstagram交換はひとりにとどまった。オレもバテ気味だな。久しぶりにすき家の本部の教育係の方が見えて、今回はすき家等関連会社の海外進出に合わせて日本文化を教える部門にいるという。沖縄の手塚治虫についての本を出している本浜さんは今回も沖縄の酒とシーカーサーがお土産。森下さんとの話が弾む。高松樹さんの教え子のトリスタンが樹さん呼び出しに失敗。

2024/7/27(土)

疲れ気味でゆっくりする。

ジュネーブのビジュアル・アーティストのサンドラ・ロートさんのレンターカーで西日本巡りの一行は今晩は四国の大洲で泊まり、明日は、わが杵築市山香町の二宮圭一を訪問、その後、阿蘇山行きらしいが、色々アドバイスしてくれる方は明日、中山香駅から徒歩1分の二宮圭一さん宅へ。

今晩は、K-keiが来なければ坊主かな。
今晩はまだ30°C。明日は39℃の予報。
よみさしのクローバーの「内陸の鯨」をどこに置いたか?読み進めるほど面白くなり、一気に読み終わろうとしていたのに。

暇だと血圧の数値が下がるのか。
店をやめて食っていけたら血圧は安定するだろうか??
2週間前の体重は、106キロで血圧180(高)・100(低)・58(脈拍)が、今日は
体重は、97キロで血圧140(高)・78(低)・64(脈拍)。
暑い中でも歩いて体重を落としたのが良かったのか?
血圧(高)が140なんて初めて。逆にどこか悪いのか?と心配。
心配は、ウソ!

坊主と決め込んでいたがインドはケララの2人とキプロスの2人が「写真家だろう?オンラインで見た」と来店。

2024/7/28(日)

京大吉田寮の佟鈴さん(今はパリオリンピックにボランティアに行っている)の紹介で、情報工学、地球環境学、社会学専攻の山西省、江西省出身の京大留学生3人が来店。佟鈴さんは気象学だったかな?鄭怡さん、李さん、吉田寮の料理長の名前は失念。
最後にIT企業の佐藤さん。昼は4歳の子どもを連れて法然院に行ったという。
3時過ぎ帰宅。
夜中の3時、家の2階の窓を全て開けっぱなしにすれば、眠れそうだ。その代わり6時には目を覚ますだろう。

2024/7/29(月)

教えられ、すいかバーなるものを初めて買って食う。
サンドラ一行、もうじき山香の二宮圭一さんに会えそう。
後は二宮さんのアドバイスあるのみ。

50年ぶりに会いに来るという客からだいぶ前から連絡があったが、鳥取で潰れてキャンセルという。

夕方の河原町六角も静か。
祇園祭も明日まで。
祇園祭が終わったら、朝日新聞がわが「アーカイブ・ほんやら洞」の記事を書いてくれるという。最初の取材は5月3日だった。
早くから来店予告していた50年前の客は来ず。
代わりにサンドラの知人のアレクサンドル&ルー(父娘)、シルヴァン&サエちゃん&知人、ジョーイ以下4人の京大のジョーイ&量子物理学の学者グループ来店。モントリオールの量子物理学者がひとりいた。

2024/7/30(火)

8月1日用のコピーを作る。
シオドーラ・クローバー著中尾ハジメ訳「内陸のくじら」(sure)読了。素晴らしい仕事。クローバーファミリーについての詳細な中尾ハジメの紹介もある。1970年にでた「イシ」を買い、読了してなかったのが恥ずかしい。
梅棹マヤオさんとパリに遭遇。
スウェーデンのYouTuberのサイトをみてスウェーデンのヨナスさん来店。
弁護士の小川聡さんか来週からボストン住まいの16歳の娘さんかが酔っ払いのぼくを撮ってくれる。今晩のお客さん。パリからの写真家ジャンさんとインターンで京都に来ているドイツからの建築家ノアさん。独仏の2人は一旦帰り、「ろくでなし」に行き、ニューヨークの若い写真家2人に八文字屋に行くように伝えて、2人は閉めているところに来る。そして、ジャンとノアも。

2024/7/31(水)

サンドラからメールが入る。

こんにちは、カイサンさん。
私たちが滞在しているのがあなたの町だとは知りませんでした。豊かな山々に囲まれたとても素敵な場所で、本当に気に入っています。二宮さん、私たちを案内してくれて本当にありがとう。今日は富貴寺と阿蘇火山を訪れます。あなたの町にもう1泊してから太平洋沿岸に行きます。
私たち4人からの大きなキス。アレクサンドルと彼の娘があなたに会いに来てくれて嬉しいです!

暑すぎる朝9時過ぎから気温が32~33℃ある百万遍周辺。
ぼくがボケているのか視界もぼやけている。

二宮圭一さんからもメール。

サンドラさん一行は昨夜も新庄旅館に泊まりました。
ちょっと中山香駅前でレンタカーを家にぶつけるアクシデントがありましたが大丈夫です(あの車タッパがあって高いので商店の出っ張りをこすった)。早朝、商店主にサンドラとアルフレッドを連れて詫びに行きました。昨日、彼らは奈多海岸で泳いだらしく奈多を気に入ってました。今日は富貴寺に行ってから阿蘇に行くらしいです。かなり強行軍ですが、彼らなら大丈夫でしょう。臼杵石仏にも行きたそうでしたが、今日はそれはやめとけと言いました。明日から宮崎方面へ南下するので、明日、臼杵石仏へ行くでしょう。ジャンゴが新庄旅館が気に入ったらしく、もう一晩泊まりたいと言っていたそうなのでちょうど良かった。たぶん、今日は山香に帰るのは遅くなるでしょう。明朝、見送るつもりです。

今晩ももう一泊するらしい。

共同通信社の斉藤林昌さんが明日のトークショーに参加するとのこと。ありがたい。本浜さん、江坂さん、なっちゃんの紹介の三重県職員、K-kei、ニューヨークの22歳の写真家が来店。浅利ちゃんバイト。
三重県職員の方は、寺院建築の木材の材質を巡る会合があったとのこと。ナッちゃんのお寺(萬福寺)の機関誌に畠中光亨さんの挿絵を見たあとに、畠中さんが八文字屋の客と判り、びっくりしたという。ナッちゃんのことを「狸みたい」という。写真作法のようなものについて質問したかったみたいだが、訊くまでもないと思えることだったので、流す。