2023/3/1(水)
2月後半の八文字屋、なかなか厳しい展開。
ミュンヘンのフランクの企画はながれた。
どういう形でいつ八文字屋を閉めめたらいいか、少し考え始める。
年金・貯金が全くなく、あるのは少しの古本に多少のマシなネガとプリント、ゴミとも言える大量の捨て切れない焦げたネガなど。どう処分するか。
カメラひとつでというか、ほぼホームレスで生きる道。
虚飾を剥ぎ取れば今だって同じ。
僕は写真を捨てても良いとも思うが、僕の写真をマシと思う知人たちがいる限り捨てないで置こう。
今の僕と田舎の兄のていたらく、見事に生き切った北沢恒彦の晩年に思いを馳せる。
自分の「ホームレス生活」を書き、そしてそれだけ生活を生きる道を探るのも悪くない。カメラもたまに、役立つかも。
充電コード代¥2569
黒川創「彼女のことを知っている」入手。
黒川創の最新刊小説集「彼女のことを知っている」(新潮社)の表題作だけ読んだ。あくまでも小説なのであれこれ言うことはないが、京都の喫茶店「ロシナンテ」は、70年代に生きていた「ほんやら洞」をモデルにしているのは確か。
小説家がシナリオ書きを引き受け描こうとする際に自分が中学校時代にバイトをした性関係の実験をしようとした「ほんやら洞」で見聞きし、考えたことを書いている。「彼女のことをーー」の彼女というのは意味深だ。ジョニー・ミッチェルでもあるし、ジョニーの娘でも、作家の母でもほんやら洞で出会った女性たちでもある。ほんやら洞のことでなら、少し事実誤認と誇張ももう少し何とかならないのかいな?突っ込み不足もあるが、、面白くやや爽やか過ぎる小説だ。この「彼女」のその後へと興味は向かう。
客は、尾田さん、張さん、小川弁護士、鈴木さん、
今日の八文字屋は最後は明日パリに発つルーちゃんのカルドネルファミリーでした。サエちゃん以外は皆さん枝國さんのギロギロで働いた経験があるそうです。
リクちゃん、ルーちゃん、サエちゃん、枝國さん。
サエちゃんが、八文字屋の後継者にサエちゃんが、シルヴァンファミリーとして立候補するという。その手もあり?
先日、ポルトガルとブラジルのカップル同伴のMz手伝いの女性は、京大生の飯沼洋子さんと判明。
姉情報。食事、伊藤病院。
2023/3/2(木)
そう言えば、昨夜、Nippon Connectionでの4年前の拙写真展@フランクフルト・アム・マインを見に来てくれた大阪大学の院生ハンスさんも知人と来店していたな。忘れっぽい!
黒川創の小説「彼女のことを知っている」(新潮社)の表題作の思考モデルになったほんやら洞」はロシナンテ」という喫茶店だが、「ロシナンテ」は実際に下鴨にあった「月刊地域闘争」の発行社名。ほんやら洞のメンバーは実在の「ロシナンテ社」の直ぐ近く、蓼倉町に「出町国際交流センター」をつくり、2年間借りていた。小説のそれは高野川沿いにあり、小説中の実在の人物スケッチとしてはひとりを上手く捉えたが、ゲイ世界を掴み損なった。黒川の視覚の裏で丁度ほんやら洞ではゲイ世界が展開されており、出町デルタ周辺は当時、ゲイ天国だった。それを僕がスティーブンに襲われ投げ飛ばしたと矮小化して表現されていた。川端通の「あじろ」は産大教授のサケットさんら彼らの溜まり場だった。そういう動きの中で「ゲイのためのテレクラ」をほんやら洞に設置しようという人物デビッド・ボケットがいて、その男は黒川小説の中の「ロシナンテ」の英語教師です。取り込むには、当時の中学生には死角だった。
月曜社の原稿、確定申告に向かわなければならないのに、不調で、よせば良いのに黒川創の新刊本の続きを読んでいる。
九州兄姉話は停滞。食事を姉が作っているだけ。「この白菜の漬物、塩加減がいいわ」と言われ姉は「ナヌ!?オヌシ相撲取るか」という気分になったと言う。
客は、35歳くらいの中尾ハジメに精華で教わった言う青年&友人や伊藤桃子さんが若手左京区人グループ(北白川のバー電球のマスター等)同伴組。35歳前後の若者らニューウェーブで木曜日ノルマ(笑)に接近。
2023/3/3(金)
昨夜も八文字屋泊。
松屋、ミスドに寄って帰宅。
由布市の姉は、草毟りをやり、それを堆肥にすべく穴そを掘り、埋めるそだけで息が上がった。
弱ったという。
百万遍ボール&チェーンに久しぶりに行く。
長崎から知恩院に墓参りに見えたフォークと写真大好きな歯科医、阿部礼三さんは初来店。森山威夫さん繋がりで「バビロン」を知っていると聴き、ヤバイと思ったが、そんなに知らず、ホッとした。コロタイプの話をすると、便利堂に明日行って見ようかな、と呟く。
久しぶりに森岡パパ来店。大人しく帰る。
2週間ぶりの片山、超元気。インバウンドで4倍儲かったとか、宮澤賢治の素晴らしい研究者にであっ。隆明、天沢なんかぶっ飛ぶ!と。福井さんが黎明神社の宮司同伴。
ベルリンからの留学生連れの女性。松隈さんの教え子が数人同伴。遅くまでいる。
2023/3/4(土)
トイレの電球切れる。
姉、右手の指5本が燃えるように痛む。痛み止めを飲み、寝て、起きたらまた痛い。
この姉に、大丈夫か?の一言の言葉も掛けず、昼、夜の飯を一銭の金を払わずひと月も作らせている兄の神経が判らない。如何に世間知らずで80歳まで生きて来たのか、がよく判る。呆けはてるしかない。姉は火が出るみたいに痛い時間が2時間続くし、足腰も畑の堆肥作りするだけで痛く、俳句を作るか本を読むのに1,2時間辛うじて保つのがやっとこいう状況がずっと続いているのに心配の声ひとつかけない僕の兄は僕より6歳上。姉より二つ下、は毎日、昼飯、夕飯を作らせるのをやめない。
どういう神経をしているのかと僕も言いたくなるが、喧嘩になるので、我慢している。兄のことを愚痴るくらいなら、、、と思うひと月(笑)。
尾田さんが菓子と日本酒のお祝い持参。東山安井に家賃10万円の二階建てあると言う。欲しい。どないしよう。コロタイプの話をすると色々調べてくれる。元府立医大のライブラリアン河原茂記さんは久しぶり。3年?初めての女性客あり。
2023/3/5(日)
帳簿に取り掛かる前に掃除。
S淡路島から戻る。ラーメン一乗寺「横綱」に行く。
6年ぶりにアニメーターのジェローム・ブルバスさん(元京都精華大学、前九州産業大学)が幼馴染のベトナム系フランス人(現・サイゴン在留)のプムさんを同伴。ジェロームさんは3年前から静岡県立芸術大学の教授になっていた。プムさんは拙写真集を2冊購入。感謝!
ジェロームさんは、九州産業大学で同僚だった実験映画監督の伊藤高志さんを知っているか?という。元京都造形芸術大の先生で林海象さんとも仕事をしている方だった。
K_kei、滋賀県の男来店。諫早市の圓立寺の立花顕則さん(宮内道江友人。道江さんを追って上洛していた男だった)。
2023/3/6(月)
モノシャカグループ、信州のスキー場帰りの山崎さん(中村勝さんの娘婿)、一保堂の別嬪さん、1975年頃同志社女子中学生でほんやら洞客(田中早苗さんら、青空写真展のファングループ)ら普段はテニス仲間来店。バス、宿でAと一緒だったという。
2023/3/7(火)
朝帰りのつもりが、結局、帰宅出来ず。
原田学さんがトップ。未知の東京芸大出身のバイオリニストの大阪でのコンサートに招待され、彼に相談。
今日は作業が終わり、原田学さんも琢ちゃん、浜崎健さん&仲間たちも来てくれ、やや飲み過ぎかな?
2023/3/8(水)
あすかい病院、税務申告。
申告作業で疲れた。
6時前にコレクション。
ヒルゲートと回転寿司に寄るつもりだったが、止す。府庁からと大分市からの不在配達通知ある。
中村一成、野上支局長、千葉ちゃん、バンクーバーの青年日本酒4杯飲む。20年前の常連・時事通信の佐藤泰一&黒田千穂美の息子(早稲田大学3月卒業、リクルート入社)が来て、両親はどういう風にして知りあった?と訊く。米沢さん来店。
泊まり。
2023/3/9(木)
自宅と八文字屋間違えた。大分の不在配達票行方不明。
姉、相変わらず、指先が燈明のように燃えているように痛む。全身も。80過ぎの病気持ちのお婆さんが集まり、冊子用
紙を折る。それで、猛烈に痛んでくる。そんな痛みを誰にも訴えられない。
エドワード・ゴメスさんから記事送られる。ポートレート感心しない。2,30人に転送。
木曜日。ノーカスタマー・デーの代名詞。
住吉高校ー京大農学部の君、祖父の代から大阪で立ち飲み屋の息子さん。
そして、「ほんやら珈琲香」
製造販売会社の「一」株式会社の一史さんと戸田さんが来店。
いしいしんじさんと桂離宮等の写真の佐藤さん来店。
3月25,26日は泊まり込みで伊豆半島の三崎で「いしいしんじ祭」に行くことにする。
最後はアムステルダムからのお客さん。女性はアムステルダムでギャラリーで働く。戻って、甲斐写真展@アムステルダムを検討とか。NikkeiAsiaを堪能。
2023/3/10(金)
松隈さんより、いつ来れるか確認メール
エマニュエル・ギベールからメール。
日々、生活全般への老化の侵攻の勢いを前にしてたじろぎ、時間配分に神妙にならざるを得ません。
日本経済新聞のNIKKEI ASIA(ニッケイ・アジア)という英語版の雑誌誌上で
ジャーナリストのエドワード・ゴメス氏が甲斐について書いた記事は、近日中にペーパー版のNikkei Asiaに掲載されて陽の目を見る。
蔦屋書店等にて販売予定。
大阪大学の星川さんからメール。
北ぐちさん、ドイツ2人ロサンゼルス2人の客、琢ちゃん、小池君、ドイツツアーガイドのクリス、弘前出身の篠笛の工繊大院(3月卒)平岡君?と連れ。
深夜、京都新聞洛西総局の水腰記者一行3人。
2023/3/11(土)
左京区郵便局で大分市アートフェスティバル回遊劇場の記録集落掌。
菅章委員長、総括で流石、2行ほどで拙出展作に触れてくれている!(笑)。
Sは英恵さん展示撮影。
3・11のデモ、吉増剛造&ジョナス・メカス映画にも行かず。
温ちゃんバイト。
今晩は猫だけの客で終わりかと思いきや左にあらず。
大阪のグラフィックデザイナーの外賀さんがデザイナー仲間、コピーライターを同伴。イスラエルのカップルが写真集(紙・電子とも)買い、カリフォルニアの文化人類学者は紙本を買う。
K-keiも来なくなってボチボチ閉店。
2023/3/12(日)
甲斐荘楠音展に行く。
ラクホクスクウェアでたこ焼き。
トップの客は5年ぶりのパリの写真家シャールズ・ネグレ(パスカル・ボースの教え子)が写真家兼キューレーターのダニエーラさん(ガテマラのコーヒー園の娘)同伴。そこに旧友・鈴木マサホ登場。ダニエーラさんが甲斐写真展@ガテマラを企画すると言って楽しませてくれる。
サンフランシスコの42歳の人類学者、写真集「ほんやら洞」を娘用に買う。
最後はアリスケがJAFROの友人同伴でJAFRO批判を繰り返す。
雨の中帰宅。
姉に大分Afterの記録集届く。
2023/3/13(月)
また、寒くなる。
相変わらず眠気頭もたぐ。
早めに店に出るが片付け意欲湧かず。
あに、初めて姉に大丈夫か?と訊いたと言う。
「まあたらしい一日(BL出版)のいしいしんじさんの27の文、参りました。想像力が凄い。
アップリンクへ。
川上春生監督の映画「眩暈」を見て慌てて八文字屋へ。
監督の舞台挨拶を見聴きしたかったが、北ぐちさんが8時過ぎに搬入に来るので、失礼した。
僕は生憎、吉増剛造詩を「難解!」と思い込んでいてこれまでは決して良い読者でなかったが、いしいしんじとの付き合い話をきき、またこの映画を見て共感するとともに大いなる親しみを覚えた。
サンケイのカメラマンがトップ。3月19日から西成の写真展開催。
イスラエルのカップル、写真集買う。カリフォルニアの女性も。
北ぐちさんが来たは11時。展示方法ダメで落ちる。
深夜、大西さん、玉ちゃん来店。
3時まで。
2023/3/14(火)
朝からギターリストのヨシュアさんから25〜27日の写真展案内。
姉、今日、手足を手術するかどうか決まる。
草間喆雄さん、片山雅美さん来店。
2023/3/15(水)
「KYOTO 工芸 京都がKOGEIする」@京都府府立文化芸術会館寸見。
草間喆雄さんが奨励賞受賞していた。昨夜来店の片山雅美さんの作品は硯だったらしいが、同定出来ず。硯は気になっていた。
ヒルゲートにも行く。
anesthesiologist 麻酔科医。日向太の専門。
2023/3/16(木)
暇すぎて飲み過ぎた?
帰宅予定がままならず。
北ぐちさんが展示手直しにはやい時間に来て、あとは立命館大で客員教授をやっているABC放送の藤田さんが4月からNHK札幌に入社する大津の教え子を同伴。ふたりが帰った直後に京大OBの文学同人誌「モノシャカ」の西尾さん(岸和田の漁師の息子)が来て、そこにNHKの森下光康さんが加わり、話し込んだだけ。
雨が小降りになれば帰ろうと待っているのだが、なかなかならない。そんな中、4時25分に扉を開けて入ろうとする何者かがいる。
2023/3/17(金)
元「思想の科学」の編集者の清水澄子さんには、最近すっかりお世話になってこっち(京都)では、すっと手に入らない書評誌を送って戴き嬉しいかぎりだ。
先々月からは「熱風 スタジオジブリからの好奇心」も送ってくれている。これには、敬愛する元晶文社編集長の津野海太郎さんが 「連載 もうじき死ぬ人」という地味溢れ、毎回、うーむと唸らせてくれるエッセイを寄せている。
杉村昌昭さん、新村恭さん、永澄、重山文庫の新村恭さん(『広辞苑』の新村出さんの孫、元岩波書店)は2度目の来店。
牧野からメール。早川書房編集者くるとメールがあるが、台湾のエミリーさんだけ。
2023/3/18(土)
まだ本書「これからの日本で生きる経験」(SURE¥2400+税)の三分の一しか読んでないが、本書では藤原辰史さんの思想のエッセンスがコンパクトかつ見事に語られている。
今晩は、なっちゃん、尾田さん、オマンタさんの3人で盛り上がる。
2023/3/19(日)
三上さん、台湾のエミリーさん。
帰ろうとしたら、最後にNHKの森下さん。台湾の編集者のエミリーさんも最後までいる。
2023/3/20(月)
客は三上さん、大分合同新聞の佐藤さん夫妻、山拓さん、石丸商店客(大石橋、大津在住)
今朝の帰路。3月20日は四条、烏丸、河原町、先斗町はごった返したらしいが、木屋町はそんなことはなかったようです。
地殻変動が起こりつつあります。
2023/3/21(火)
出る段にカメラを探す事15分。
映画「土を喰らう12ヶ月」は訳分からなかったが、よくできていた。
犬、鹿、亀、鳩もいきていた。
「死んでみる」とあったり、もう死んだのかなと思って見ていたら生きていたり、救急車で搬送されたり、葬式があったりで面白かった(笑)。
2023/3/22(水)
−
2023/3/23(木)
−
2023/3/24(金)
琢ちゃん、増田さん、安藤泰至さんが来店。
2023/3/25(土)
雨の中、三崎へ。
7時9分のバスに農学部前から乗る。
バスに乗ってからルーターをわすれているのに気付く。
京都、今日が桜満開。
温ちゃんの日満席。俊子さん、魚谷さんら来る。
俊子さんが閉めてくれる。
2023/3/26(日)
ギリギリ戻る。
2023/3/27(月)
星川様
いしいしんじ祭行きで
お礼が遅くなって失礼しました。
素晴らしい記事をありがとうございました。
共同通信の記者さんなんかも初々しいしく
素晴らしい!とのメッセージを僕に寄越してくれたりしています。
今後とも宜しくお願いします!
大分のアフリカ地域研究のおとこ、東大に行くと来る。
2023/3/28(火)
秦恒平さんより「湖(うみ)の本」恵送さる。
パリのギャラリストのオルガ来店。
こんなのでいいのかいな?と思うほど、トントン話は進む。
エリオも久しぶり。
冨樫も来る。
2023/3/29(水)
今日もオルガ来る。
安元雄太「釜の肖像」搬入即展示。4月14日まで。
2023/3/30(木)
「釜の肖像」評判よし。
毎日の千葉ちゃんにメール。
千葉様
いつもお世話になっています。
5年弱掛けて撮影した釜ヶ崎の100人の肖像。
なかなか素晴らしいですよ。
皆さん、いい顔をしています。
よろしければ5行記事をお願いします。
本日より4年14日までの「釜の肖像」展@八文字屋
本日は8時~11時までアーチスト安元雄太さんは本日在廊予定です。
よろしくお願いします!
京都新聞の藤松さんにメール。
藤松奈美様
このフライヤーしかありませんが、よろしく!
とても活き活きした100人の肖像です。
必ずしもホームレスではありません。西成の三角公園周辺に
屯する老若男女の肖像です。
ゴメスさんより、NIKKEI Asiaの記事届く。
産経の坂本記者は大阪の同級生と来店。取材に来る。
エリオ、冨樫、鹿さんもいる。オルガも便利堂に行って来たと来る。
2023/3/31(金)
現代思潮社の藤井一乃さんからのリクエストに対する返信。
「上手く書けるか自信はありません。
多分、僕の場合は、有馬さんとの付き合いは僕が詩人でなく、俗っぽいやりとりが多かったので、ネガティブな面について多少、力点が行きそうなので、誌面的に相応しいかどうか不安です。
大判の「オーラル派宣言」は秋山基夫、ユズル等は持っていると思いますが僕の場合、全てほんやら洞内でキープしていましたので、ご存知かどうか知りませんが、2015年1月16日の不審火によるほんやら洞焼失で資料的モノ、中山容さんの作成の傑作「有馬敲詩集」(私家版)を初めほぼ全てを失ったので持っていません。
寧ろ、有馬敲さんご本人が整理魔みたいな面もあったので、自宅に所蔵されているとおもいます。
僕が提供出来のは、数点の写真と俗っぽいエピソードくらいだと思います。
「有馬敲日記」でも僕についての記述はなく、意図的にカットしているのでは、と邪推しているくらいです(笑)。
読者がドン引きするようなことを書くのは僕しかいないかも。
そんなのでよろしければ、書かせて戴きます。
勿論、全面的に貶めることは記しませんが。」
「有馬さんにとって僕は便利屋で愚痴をこぼしたり、自慢ができる相手というところです。
彼の詩を外国語に翻訳するのに、適当なネイティブな言語を持つ留学生の紹介依頼から僕が新聞紙面に登場するとその担当記者なり編集委員を必ずといって良いくらい紹介して欲しいと来てました。
それから、僕が写真を撮るのを知っているので、プライベートなパーティや自費出版本等に使う写真撮影の依頼が多かったかな。
下鴨に住む彼と僕の生活圏が近いので、彼の散歩の途上、図書館往復によく遭遇して近況を問わず語りにかたっていました。
僕は木屋町通で「八文字屋」という飲み屋も38年経営しているので、ロシア等遠来の客があれば、連れて来ていました。
有馬さんを慕う上村多惠子さん、正木美津子ら「サンゴジュウ」の方が彼をインタビューするのを覗きもしていました。」
「前便では失礼しました。
朝7時まで飲んでおり、文面をよく読めていませんでした。
「ほんやら洞の詩人たち」というのなら、ちゃんと書けます。
ケネス・レクスロス、秋山基夫、横川澄夫、ジェローム・ローゼンバーグ、白石かずこ、有馬敲、中山容、ニコラ・ガイガー、片桐ユズル、中川五郎、岡林信康、中山ラビ、高田渡、岩井宏、豊田勇造、その他のアーチストを交えての「ほんやら洞の詩人」のことなら、喜んで書かせて戴きます。
酔ったまま失礼しました。
執筆中の「ほんやら洞の青春」(月曜社)でも詩人やその周辺にいた鶴見俊輔、黒川創などについて300枚強の原稿を4月10日に脱稿を予定しています。
また、日英語版の電子本拙著写真集「ほんやら洞」(八文字屋)もAmazon Kindleで発刊中で、これにも、詩人たちに登場して戴いてます。
もし宜しければ、ご笑覧下さい。」